【弁護士が解説】ゲーム特許を取得するメリットとは
ゲーム特許は、一定の技術的要件を満たす発明について、独占的な権利を認める制度です。
取得を検討する際には、特許自体を目的とするのではなく、得られるメリットを理解しておくことが重要です。
本記事では、ゲーム特許を取得することで得られる主なメリットについて弁護士の視点で解説します。
ゲーム特許を取得するメリット
ゲーム特許を取得するメリットは、主に以下の3点です。
- 排他的な権利を取得できる
- 法的対応の根拠になる
- 事業活動で活用できる
それぞれについて具体的にみていきましょう。
排他的な権利を取得できる
特許権を取得すると、特許発明を独占的に実施できる権利が認められます。
これにより、第三者が無断で同一または類似の技術を実施することを排除できる可能性があります。
ゲーム分野においても、技術的な仕組みについて特許を取得していれば、模倣行為を抑止する効果が期待できるでしょう。
また、特許権の存在自体が、他社に対する一定のけん制として機能する場合もあります。
特許権は一定期間に限られますが、その期間中は排他的な立場を確保できる点が大きな特徴です。
法的対応の根拠になる
ゲーム特許を取得している場合、権利侵害が生じた際に、法的手段を検討しやすくなります。
特許権は、差止請求や損害賠償請求といった請求の根拠となる権利です。
そのため、第三者による無断利用が確認された場合でも、権利関係を明確に主張することが可能になります。
権利の有無が明確であることは、訴訟に至る前の交渉段階においても、判断材料のひとつになります。
事業活動で活用できる
特許権は、事業活動においても活用されることがあります。
たとえば、他社とのライセンス契約や提携を検討する際に、特許が評価対象となる場合があります。
また、特許を保有していること自体が、技術力や独自性を示す要素として評価されることもあるでしょう。
このように、特許は単なる権利取得にとどまらず、事業戦略の一部として位置付けられるものです。
ゲーム特許を取得することで、直接的な収益化だけでなく、事業上の選択肢が広がる可能性があります。
まとめ
ゲーム特許は、取得することで排他的な権利を確保できる点や、法的対応の根拠となる点など、いくつかのメリットがあります。
さらに、特許を保有することで、事業活動の中で活用の幅が広がる場合もあります。
もっとも、メリットの大きさは、特許の内容や事業との関係によって異なります。
ゲーム特許の取得を検討する際には、自社の状況や目的を整理したうえで、弁護士などの専門家に相談することも検討してみてください。
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弁護士紹介Lawyer
私は日本の法律事務所での弁護士業務だけではなく、米国の法律事務所でも経験を積み、事務所を開設いたしました。
特許に関する訴訟やトラブル、企業法務は専門的な知識だけではなく、多数の現場経験が必要不可欠です。
皆様のお力になれるよう最適な解決策のご提案に努めておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
所属団体
- 第一東京弁護士会所属
経歴
-
1993年
東京大学法学部卒業
-
1995年
第一東京弁護士会弁護士登録(47期)
西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所)入所 -
1998年
兼子・岩松法律事務所に移籍
-
2003年
米国ニューヨーク大学ロースクールLL.M(法学・修士号取得)
米国ニューヨーク州司法試験合格
米国法律事務所(Andrews Kurth L.L.P)(テキサス州ダラス)においてアソシエイトとして勤務 -
2005年
新保法律事務所に移籍
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2011年
新保・髙﨑法律事務所(パートナー)
-
2017年
増田パートナーズ法律事務所参加(パートナー)
-
2019年
髙﨑法律事務所開設
著書
- 知的財産権辞典/共著・三省堂 (2001年)
- コンサイス法律学用語辞典/共著・三省堂 (2003年)
その他
- 日本債券信用銀行内部調査委員会副委員長補佐(1999年1月)
- 東邦生命相互保険会社内部調査委員会委員長補佐(1999年6月)
- 大正生命保険株式会社内部調査委員会委員長補佐(2000年10月)
- ワシ興産株式会社、ワシマイヤー株式会社および
アサヒオプティカルの会社更生管財人代理(2012年11月) - 日本知的財産協会講師
- Asialaw Leading Lawyer 2018 in Intellectual Property
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