特許を視野に入れた自作ゲームの企画書の書き方のポイント
自作ゲームの開発では、アイデアを整理するために企画書を作る方が多くいます。
この企画書は、書き方次第で将来の特許出願を支える資料にもなる重要な存在です。
本記事では、特許を視野に入れた自作ゲームの企画書の書き方のポイントを紹介します。
課題と解決の仕組みをセットで書く
特許出願の書類では、従来の技術の課題と、それを解決する手段、得られる効果を順に説明する必要があります。
企画書の段階からこの流れを意識して、既存のゲームで感じた不便、それを解消する独自の仕組み、プレイヤーが得られる体験の順に整理しておきましょう。
アイデアをこの形で言語化しておくと、ゲームの中でどこに発明として出願できる要素があるのかを、相談を受けた弁護士や弁理士が判断しやすくなります。
開発が進んでから発明の要素を掘り起こすのは手間がかかるため、企画段階での言語化が権利化への近道といえます。
ルールと技術的な仕組みを区別して書く
ゲームのルールそのものは、特許の対象となる発明には当たりません。
特許を視野に入れるなら、ルールを実現するための処理やデータの流れ、画面制御のような技術的な仕組みを企画書に落とし込むことが重要です。
勝敗の条件だけを書くのではなく、プレイヤーの入力に対してどのような処理が走り、画面がどう変化するのかまで書き込んでおくと、出願時の明細書作成が進めやすくなります。
あわせて、特許情報プラットフォームで似た仕組みが既に出願されていないかを調べておくと、アイデアの独自性も確かめられます。
公開や共有のルールを決めておく
企画書の内容を出願前に公開すると、新規性を失って特許を取得できなくなるおそれがあります。
SNSでの進捗報告やイベントでの展示は、出願を済ませてから行うのが基本です。
チームメンバーや外部の協力者に企画書を見せる場合には、秘密保持契約を結んでから共有すると安心といえます。
さらに、企画書の作成日や修正の履歴を残しておくと、誰がいつ発明したのかを示す記録として役立ちます。
まとめ
特許を視野に入れた企画書は、課題と解決の流れで整理し、ルールと技術的な仕組みを区別して書くことがポイントです。
公開や共有の場面では新規性と秘密保持に気を配り、アイデアを守りながら開発を進めることが大切です。
自作ゲームの企画段階から特許の相談をしたい方は、開発初期からの相談にも対応する髙﨑法律事務所までお気軽にご相談ください。
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弁護士紹介Lawyer
私は日本の法律事務所での弁護士業務だけではなく、米国の法律事務所でも経験を積み、事務所を開設いたしました。
特許に関する訴訟やトラブル、企業法務は専門的な知識だけではなく、多数の現場経験が必要不可欠です。
皆様のお力になれるよう最適な解決策のご提案に努めておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
所属団体
- 第一東京弁護士会所属
経歴
-
1993年
東京大学法学部卒業
-
1995年
第一東京弁護士会弁護士登録(47期)
西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所)入所 -
1998年
兼子・岩松法律事務所に移籍
-
2003年
米国ニューヨーク大学ロースクールLL.M(法学・修士号取得)
米国ニューヨーク州司法試験合格
米国法律事務所(Andrews Kurth L.L.P)(テキサス州ダラス)においてアソシエイトとして勤務 -
2005年
新保法律事務所に移籍
-
2011年
新保・髙﨑法律事務所(パートナー)
-
2017年
増田パートナーズ法律事務所参加(パートナー)
-
2019年
髙﨑法律事務所開設
著書
- 知的財産権辞典/共著・三省堂 (2001年)
- コンサイス法律学用語辞典/共著・三省堂 (2003年)
その他
- 日本債券信用銀行内部調査委員会副委員長補佐(1999年1月)
- 東邦生命相互保険会社内部調査委員会委員長補佐(1999年6月)
- 大正生命保険株式会社内部調査委員会委員長補佐(2000年10月)
- ワシ興産株式会社、ワシマイヤー株式会社および
アサヒオプティカルの会社更生管財人代理(2012年11月) - 日本知的財産協会講師
- Asialaw Leading Lawyer 2018 in Intellectual Property
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